膀胱炎と蓄膿の意外な関係
今年になって膀胱炎を繰り返していました。
本当に困りますよね、病院からもらった抗生剤を服用して治ったと思ったら再発・・!!
そのうち抗生剤で薬疹が出たりして、病院の夜間に駆け込んだり・・。
抗生剤も、膀胱内の菌が耐性をもってくるので効かなくなって困っていました。
そのうえ、
大腸菌の善玉菌もやられてしまったのでしょう、抗生剤で体がボロボロ。
膀胱炎のたびに37度くらいの発熱があり、
蓄膿まで発症する始末です。
まさに、
弱り目に祟り目とはこのことか・・ずっとこんな状態が続くのかと不安いっぱいでした。
知人に整体をやってる人がいたので、通院したけど、治らないばかりか
ますます悪化する始末です。
整体では、膀胱炎は、腎臓の冷えからくるものだから、遠赤外線で温めなければならないと
いうことで、毎回遠赤外線と整体の治療をし、自宅では、カイロを膀胱に充てるようにと
指示を受けて実行していました。
今から思えば、逆のことをしていたようです。
整体は離れました。
次に
自宅近くの鍼灸に通院して、ある程度まで改善が見込めました。
しかし、
発熱は治りません。37度以上の高熱が数日続いたりするのです。
蓄膿もあって、後鼻漏が続いていました。
別の遠方の有名な鍼灸師さんのところに週2回も通院を
数か月続けたのですが、やはり発熱は治まりません。
膀胱炎と蓄膿とはご縁ありすぎ状態が続きました。
なぜ、膀胱炎と蓄膿がセットでやってくるのか???
これは、
東洋医学的はお話しにはなるのですが、
膀胱炎と蓄膿の発症の原因は、体の中の「湿熱」つまり、体にこもった「熱」が原因なのです。
これが分かったのは、
漢方で有名な先生のところで教えて頂いて分かりました。
体に湿熱を持つと、体の上方は、蓄膿、つまり副鼻腔炎発症のもとになるし、
体の下方は、膀胱炎発症の原因であるとのことです。
この二つの病名には共通点があったのです。
体の湿熱をとってしまえば、蓄膿も膀胱炎もどちらも治ってしまうという訳なのです。
では、どうすればこの湿熱を取り去れば良いのか、体験をお伝え致します。
。
膀胱炎と蓄膿を両方とも根本から治す解決法(体験談)
西洋医学的には、
膀胱炎も、蓄膿もどちらも菌が侵入してきて発症しているため、抗生剤を服用すると
治ってしまうものなのです。
ここで、
私は症状を抑えてもまた発熱して膀胱炎と蓄膿がセットでやってくるだろうし、
根本的に治してしまいたいと思ったので、
漢方専門の薬剤師さんに詳しくお話をさせて頂き、自分の体質などを薬剤師さんに把握して頂いた上で、
ア、膀胱炎になった時に服用する漢方薬
イ、蓄膿になった時に服用する漢方薬
をそれぞれ処方頂いた上で、
ウ、膀胱炎と蓄膿の発症の元になっている「湿熱」をなくすための漢方薬
を処方して頂きました。
やはり、体質や生活習慣、やせ形、肥満などそれぞれのタイプに応じて
薬剤師さんが漢方薬の分量を見極めてくださいます。
そして、
例えば、膀胱炎になった場合にはチョレイトウを呑みなさい、と私には言われました。
だいたい、膀胱炎は一般にチョレイトウが効くようです。
あまりひどい場合には、ゴリンサンやリュウタンシャカントウなど徐々にきつい漢方薬もあります。
これを服用するかどうかは、薬剤師さんと相談しながらの方が賢明かと思います。
といいますのは、
薬剤師さんのざっとした説明を受けた後、膀胱炎を早く治したかった私は、チョレイトウ、ゴリンサン、リュウタンシャカントウ
をいっぺんに服用してしまって大失敗したことがあるからです。膀胱炎もあまりひどくなかったのでチョレイトウだけで十分だったと思われたのに、です。
結果、
膀胱炎は早く治って良かったものの、きつい漢方も足して服用したため
逆に体を冷やしすぎて風邪を引いてしまったからなのです。
風邪を治すために体を温めていたら、今度は蓄膿を発症するという、また元の木阿弥状態に・・。
ですから、
漢方薬も、効果がしっかり出るものですから、分量はプロの漢方を知悉した専門の薬剤師さんに
指示を仰いだ上で服用するのが賢明かと思います。
蓄膿を治す場合にも、漢方薬を服用する際には、体調や気候に応じて分量を増やしたり減らしたり、
が必要になります。
蓄膿が治まったかと思ったとしても、勝手に自己判断して漢方を止めてしまうと、まだ体の「湿熱」が
去っていない場合もありますから、
こまやかに薬剤師さんに指示を仰ぎながら服用するのが賢明かと思います。
そして、
少し体が冷えているかな、と思った場合には、食材にみそ、納豆、ショウガやキムチなどを足して
冷えすぎないようにバランスをとりながら、かなり改善されてきました。
このように気長に取り組めるようになったのも、
繰り返す膀胱炎と蓄膿の発症原因が「湿熱」にあったことがわかった上に、
解決法まで道筋が開けたのですから、
もうこれ以上、発熱におびえて不安になることもありませんし、時間をかけても
治す価値のあるものだと考えています。
もし、
この記事をご覧になられて「自分も膀胱炎あるいは蓄膿、後鼻漏をなんとかしたい!!」
と思われているのでしたら、
漢方専門の薬局に相談してみられると良いかもしれません。
ご自身の体質や生活習慣に見合った漢方薬を処方してもらって体質改善が図れる可能性があります。
西洋医学を否定するわけではなくて、
私の場合は、通常の方より痩せていて、病院で処方される薬が、おそらく自分の体重には符合しないで
効きすぎたのもあるかと思います。
反面、
漢方薬での治し方が体調に応じて分量を調節できる点は
自分にはぴったり合っていたからということが大きなポイントです。
東洋医学は奥が深いな~としみじみ思ったものです。
ただし、
漢方薬は、医師から処方される場合には保険が効きますが、
直接漢方薬局で処方される場合には、保険は適用されませんので実費払いとなります。
どれだけの金額になるかは、処方される漢方薬や分量にもよりますので、
個人差があるようです。
効果の出方も個人差があるようです。
私のように、漢方薬がしっかり効く体であって、いままでの私のように膀胱炎や蓄膿の発症を抑えたいし
根本から治したいという方には漢方薬が向いているかもしれません。
まとめ
膀胱炎と蓄膿は、「湿熱」という意外な関係で共通していました。
この湿熱は、体の発熱を伴うものですが、風邪とは異なります。
風邪を引いたら、発熱と同時に咳や痰、鼻水などが症状としてでますが、
「湿熱」が原因の場合には、しょっちゅう37度以上の発熱だけなのです。
発熱を繰り返していると、唾液もでなくなったりします。
これを、「年のせいだ」とか「疲れているせいだから」と片付けてしまうのは簡単ですが、
解決の道があることが分かったのはとても幸運でした。
漢方薬での治し方も一つの解決法ということですね。