辛い膀胱炎を繰り返さないためには?
膀胱炎は、女性なら一回は経験があるものです。
男性に比べて女性は、体の構造上、膀胱までの長さが短く、
尿道が男性が15センチ、女性は4センチしかありません。
主に、膀胱炎は、大腸菌が尿道から膀胱に上って炎症が起こって
痛みなどが伴います。
酷い場合には、尿に血液が混じったり、
もっと大腸菌が上に上がっていくと、
腎臓に達すると、腎盂腎炎という重篤な病気になってしまいます。
腎盂腎炎になると、40度近くの熱が出て、
入院して治療しないと治らなくなってしまいます。
やっかいなことに、
膀胱炎にかかってしまい、いったん抗生剤の投薬で治っても、
すぐにまた膀胱炎になってしまうくりかえすパターンが多いようです。
これは、
膀胱炎にかかったときに、病院から処方された抗生剤を呑んで、
すぐに症状が軽くなるため、
薬を呑むことを自分の判断でやめてしまったりすると、
膀胱の中に大腸菌が残っていて、
抗生剤をやめると増殖を初めてしまうのです。
ですので、
もしいったん膀胱炎にかかってしまったら、
病院で処方された薬を3日から1週間くらいはきっちり呑み切りましょう。
投薬を呑み切って、再度病院で尿検査をしてもらって
「薬を止めても大丈夫」の状態を確認してから
薬を止めるようにすることが大切です。
3日から1週間の幅がありますが、
個人差があります。
菌を残さないのがポイントですね。
それから、
膀胱炎になってしまったら、
薬を呑んでいる間も、治ってからも、
お水を沢山飲んで、膀胱からどんどん菌を流してしまいましょう。
膀胱炎の初期や、軽い膀胱炎であれば、
沢山お水を飲んで流してしまうだけで、治ってしまうこともあります。
1年のうち、夏の間がもっとも膀胱炎になる人が増えるそうです。
それは、汗を沢山出して、体の水分が出てしまうため、
尿の量が減ってしまうので、
膀胱の中の菌が尿によって流れないため、膀胱炎になってしまうらしいです。
このため、
一定量の水分摂取と一定量の排尿が大切だということがわかりますね。
お手洗いを我慢せずに、どんどん行くようにしましょう。
人の目を気にすることも大切ですが、
自分の体を大切にすることもさらに大切ですものね。
膀胱炎にかかってしまったら、
どうしても落ち着かなくて、そわそわしますね。
排尿の量が少なくても、我慢しないでお手洗いは遠慮しないでくださいね。
いままでのは、通常の大腸菌が原因の膀胱炎です。
同じ膀胱炎でも、間質性膀胱炎というのもあります。
これは、検査しても菌がなくても頻尿になったり
大腸菌による膀胱炎と同じような、排尿の時にひりひりするような痛みを
伴う症状がでます。
こちらは、
間質性膀胱炎を専門とする医療機関で特別の検査をしてもらって
初めてわかるケースもあるようです。
ですので、
膀胱炎かな、またひりひりするな、と思って病院で尿検査をしてもらう。
この検査で「大腸菌による膀胱炎」と診断されたら、
抗生剤などの投薬で治すことが可能です。
しかし
検査で菌が見当たらないけれども、ひりひりなどの痛みがあったり
頻尿(膀胱に尿がたまっていないのに、お手洗いに行きたくなる)や、
排尿痛、などがある場合には、
間質性膀胱炎の可能性が出てきます。
この場合は、間質性膀胱炎の専門医の受診をおススメします。
予防するには?
膀胱炎になると、かなりつらいものです。
なるべくならなりたくはありませんし、
抗生剤も呑みたくないですね。
抗生剤で膀胱炎は楽になりますが、
あまり繰り返すと菌の耐性ができてしまって
投薬を繰り返していると、
効かなくなったりするのです。
そうなると、
膀胱炎になって辛いのに、抗生剤は効かなくて・・という
悪循環になってしまいます。
そこで
膀胱炎にならないための予防が大切ですね。
膀胱炎は、過労や睡眠不足、栄養不足などによって起こります。
ですから、
睡眠はきっちり6時間以上は確保しましょう。
午前12時までには遅くても就寝しましょう。
仕事が忙しくて徹夜、などは若い人でも体には負担です。
できる限り、過労を避けて体に休息を与えてあげて下さいね。
栄養と水分補給は四季を通じて必要ですから心がけましょう。
とくに、
規則正しい生活と、
決まった時間の食事は外さないようにしましょう。
野菜、海藻、魚や肉、卵などのタンパク質、白米や玄米などの主食は
必ずバランス良く採りましょう。
食事の始めには、サラダなどの野菜から始めましょう。
ヨーグルト、チーズ、みそ、納豆、キムチなどの発酵食品も
必ず入れてくださいね。
人の体は食べ物からできています。
バランス良く栄養取れば、内臓も丈夫にしてくれます。
ほかにも
膀胱炎予防に良いとされている
クランベリージュースやカプセルクランベリーや、
サジーなども適度にいれると、
抗菌作用があるようなのでおススメです。
重曹をコップ一杯の水にスプーン小さじ一杯を混ぜて飲むー結構効果あります。
この抗菌作用によって膀胱内の殺菌をしてくれます。
つまり、
全体的には
食事の栄養、睡眠、クランベリーなどの補給をしていれば
血液がきれいな状態ですので、
菌を寄せ付けなくなるのですね。
お酢やクエン酸も適度に入れていくと、なお良いでしょう。
このように、
予防が一番大切です。
しかし
もし、
ひりひりするな~というような状態になってしまったら・・
自力で治すには?
膀胱炎にり患してしまった。
だけど
抗生剤は体に負担が大きいし、
自分で治すことができたら、一番いいですね。
もしかしたら、また膀胱炎??
というような初期の段階であれば、
・多めにクランベリージュースや天然クランベリーを入れる。
・サジーを多めに入れる。
・水を沢山飲んで、どんどん排尿する。
ほとんどこの3点で初期の段階で解決できてしまいます。
それでも心配な場合は、
・漢方薬チョレイトウを入れる。
これで、体に負担なく解決するでしょう。
ただし、
いくらクランベリージュースやサジーを採っても
睡眠や食事がいい加減だと効果があらわれません。
バランスを大切に心がけて下さいね。
そして、
・腎臓をさする
これがとても大切です。
腎臓は、腰のうしろのあたりに左右にあります。
膀胱炎の原因は、腎臓の冷えが原因で起こることが多いのです。
冬は寒いし、夏は冷房でどうしても腰が冷えます。
腰の冷えは腎臓の冷えなので、
ヒマさえあれば、腰の後ろの腎臓のあたりをさするだけでも
体が元気になってきます。
積み重ねなので、気がついたら腎臓をさするようにして下さいね。
まとめ
膀胱炎の辛さも、日ごろの努力の積み重ねでかからなくなることが
できるようになります。
どうしてもなってしまったら、初期のころならクランベリー、
それでも良くならない場合には、
お近くの行きつけの医院などに検査、相談に行かれてくださいね。
あくまでも自己判断は禁物です。
予防していてもなってしまった場合には
専門医に相談されてみて下さいね。