繰り返す膀胱炎
膀胱炎は女性にかかりやすく、男性にはかかりにくいとされています。
それは、体の構造上、女性の方が膀胱への長さが短いために、
大腸菌などが尿道につきやすいためにあります。
女性が膀胱炎にかかりにくくするには
・体を清潔にする。
・ナプキンをこまめに取り換える。
・睡眠をしっかり確保する。
・ストレスを溜めないように心がける。
・バランスの良い栄養をしっかり採る。
・体を冷やさない。
これらをしっかり守れば、通常、膀胱炎にはかかりにくくなります。
しかし、
繰り返して膀胱炎になってしまう場合もあります。
それは、
・処方された抗生剤が効かない菌が膀胱に存在しているケース
→この場合は、医療機関で菌の種類を特定できる検査をうけ、
特定の菌に効く薬を処方してもらうことによって通常は解決できます。
ところが、特定の菌に対しての薬が処方されても
なぜかくりかえしてしまう、頻尿が止まらないと
いったケースが現れたりします。
たしかに、人によりますが、一度かかると繰り返す場合も多く、
処方された抗生剤が1週間から2週間服用し続けると、
菌の方が強くなって耐性がでてきて効かないケースも
あらわれます。
そうなると困ったものです。
抗生剤は、体の菌を殺してくれますが、体の良い菌もやられてしまうのです。
そのため、
腸内の善玉菌までもがいなくなって体がが弱って体力が落ち、
少しの菌でも抵抗力なない状態なため膀胱炎を繰り返してしまうのです。
ですから。
栄養を採っても睡眠を確保しても清潔にしていても体が弱って
、
頻尿や膀胱炎が再発するといったケースもあり得ます。
1、薬が効かない。
2、症状は出続ける、何とかしたい。
3、でも、もう抗生剤をこれ以上入れると、体力が持たない
こういったときに、抗生剤にとって代わるものが
ないものでしょうか??
・間質性膀胱炎にり患しているケース
→この場合も、菌がいるわけではないので、抗生剤を入れても
症状はでます。
しかも、症状は細菌性膀胱炎と同じ、頻尿や痛みがあります。
そのため、よく細菌性膀胱炎とよく間違われてしまいがちです。
それはなぜかといいますと、
間質性膀胱炎にかかる人は、その前に細菌性膀胱炎を患いそれを抗生剤で治したのちに
かかるケースが多いからです。
症状も細菌性膀胱炎と同じため、また抗生剤を処方してもらうことになるのですが、
回復がみられない、あるいは症状がほとんど変わらないということが起こります。
この場合には、その専門医療機関にて尿検査で白血球が
あるかないかで細菌性膀胱炎かどうか判断できます。
白血球がなければ、間質性膀胱炎の可能性もありますので、
専門医療機関にて問診などを経て
「膀胱鏡検査」をされて該当するかどうかの判別がなされます。
薬が効かない場合
先にも述べましたように、
★間質性膀胱の場合には、細菌性膀胱炎や過活動膀胱を間違われやすく、
・細菌性膀胱炎では抗生剤
・過活動膀胱では抗ムスカリン剤
が効きます。
しかし
間質性膀胱炎の場合にはこの細菌性膀胱炎に対する抗生剤、
過活動膀胱に対する投薬、抗ムスカリン剤は効きません。
間質性膀胱炎の場合には、膀胱の間質部分に慢性的な炎症が起こり、
その結果、
慢性的な痛みが生じるのです。
原因は不明ながら、膀胱粘膜の弱さです。
対策と検査を兼ねて
麻酔をかけて、膀胱に膀胱鏡を挿入して生理食塩水を注入して
膀胱水圧拡張検査を行います。
このとき
膀胱粘膜全体に点々と出血が起こります。
こうなると間質性膀胱炎と判断できます。
この検査は、治療にもあたりますため、8割かたの患者さんが
痛みや症状が改善したり軽くなったりします。
間質性膀胱炎の場合には、このように専門医療機関を受診すれば、
医師がその症状に応じた治療方法を処方して解決の道が開けるのです。
それでは過活動膀胱でもなく、
★細菌性膀胱炎のケースで
・抗生剤が保持している菌に対して効かなくなる場合
・抗生剤を服用後に体力が落ちてしまってまた膀胱炎になった、だけど抗生剤を服用したくない場合
どうすれば、よいのでしょうか?
その対策
抗生剤が効かない、これでは困りますよね。
または
抗生剤は大腸菌の善玉菌までもを殺してしまうので
体力が落ちるからもうこれ以上抗生剤を入れたくない。
このような場合、
漢方薬という方法もありますが、
漢方薬も薬であるため、なるべく体に負担をかけたくないという方のために
副作用のない
クランベリー、サジーという食品を入れることが
救済策になります。
<クランベリー>
・クランベリージュース
・天然由来のクランベリーのカプセル
・クランベリーのドライフルーツ
<サジー>
・サジージュース
・サジーサプリ
などがいろいろあります。
アメリカでは、
クランベリーを摂取することにより膀胱炎が改善されたという報告が
されています。
クランベリーにはビタミンCやキナ酸などの栄養が
尿のphの状態を良くすることによって
膀胱炎の抑止になるようです。
また、
サジーにはキナ酸がクランベリーより多いので、
こちらも膀胱炎の抑止力になります。
クランベリーやサジーは
「食べる抗生剤」と言われています。
そして
食品なため、副作用がありません。
ただ、くれぐれも採りすぎにはご注意ください。
ラベルに貼ってある容量を超えない範囲で毎日摂取されると良いです。
食品なので、体に優しいです。
★抗生剤で体力を落としやすい
★抗生剤が効かない
★耐性菌が強くなって抗生剤を飲んでも効かない
こういったときの
強い味方になってくれるでしょう。
クランベリー、サジーはどちらか一つを摂取しても
尿路感染症を抑止してくれます。
ですので、
どちらか一つを選んで体に入れるようにしてくださいね。
両方入れると入れすぎになる可能性もありますので。
まとめ
間質性膀胱炎の場合であれば、
その専門医療機関で受診するのが確実です。
細菌性膀胱炎の場合は
「食べる抗生剤」である
クランベリー、サジーのどちらかを入れましょう。
。