腸内善玉菌を減らす原因と生活習慣
腸内の善玉菌を増やす食べ物を知る前に、
なぜ腸内の善玉菌が大切なのか、からお伝えします。
腸内の善玉菌を増やすには、善玉菌のエサである食べ物を取り入れて、
善玉菌を減らす生活習慣をなくしていくことが大切です。
最近、腸内細菌が大切、と言われるようになってきました。
それは、
腸内の善玉菌が多いと、血液がきれいでさまざまな病気に対する免疫力が
あるからなのです。
<動物性食品を減らそう>
古い話になりますが、戦前の日本人には大腸がんを発症する人は少なかったのに、
食生活が欧米化したこともあって、それが大腸がん発症率を高めたと言われています。
アメリカの研究ですが、毎日肉食をする人が、週1回だけ肉食する人よりも
大腸がんの発症率が2倍という結果が出ています。
このような動物性食品を食べることによって幹細胞での代謝が活発になって
高まった酵素活性が、発がんを促します。
その際に、動物性タンパク質を消化するためには、すい臓のすい液や胆液の分泌が過剰と
ならざるを得ないので、内臓にも負担をかけます。
胃の中は、酸性で、腸はアルカリ性です。
食べ物を胃の中で消化して腸へ栄養を送り込むのですが、酸性からいきなりアルカリ性に
運ぶのではなく、胃と腸の中間で、すい臓の膵液と胆液で上手く中和して、アルカリ性の
腸へ栄養を運ぶ大切なパイプ役なのです。
このパイプ役のところで、すい臓のすい液や胆液の分泌を強いられるのが
大腸がんの原因の一つであるようです。
ですので、
動物性食品である牛肉豚肉などを口にする回数は減らすのが第一歩です。
<禁煙、禁酒しよう>
あるがん研究をされていた医師の研究結果によると、
喫煙をし、アルコール度数の強いブランデーやウイスキーを好む人が、
食道がんの発症率が高かったそうです。
たばこやアルコールは粘膜を痛めますから、
食堂のみならず内臓全体にもダメージを受けてしまいます。
食生活と禁煙、禁酒の次には
腸内善玉菌を増やす食べ物をご紹介します。
腸内善玉菌を増やす食べ物
腸内善玉菌を増やすには、食べ物で大幅に改善できると、デザイナーズフード(アメリカ国立
がん研究所協会)が発表しています。
では、どのような食べ物が良いのでしょうか?
<野菜、果物、海藻、ヨーグルトを積極的に採ろう>
まず、大腸がんの予防には、水溶性食物繊維のペクチンを多く含む
りんごやいちじくがおススメです。
ヨーグルトを毎日採りましょう。
ヨーグルトの乳酸菌は、腸内の善玉菌を増やす働きがあります。
ヨーグルトをとると、腸内の善玉菌が増えて免疫力アップになるので、
大腸がんやそれ以外の病の予防をします。
海藻も毎日採りましょう。
海藻にも、フコダインやアルギン酸や繊維質がが多く含まれているので
腸内善玉菌のエサになります。
<緑黄色野菜を毎日採りましょう>
緑黄色野菜には、粘膜を保護する働きがあり、皮膚の新陳代謝を促すビタミンAを含む食品が
含まれます。
緑黄色野菜に含まれるベータカロテンは、体内でビタミンAに変わります。
また、
強い抗酸化作用があるため、腸内の粘膜も強くし、がん発症の要因である活性酸素を
消去してあらゆる病気に対する予防、改善になります。
<鮭を食べましょう>
鮭は、もともとは白身魚なのですが、アスタキサンチンという赤い色素成分を含んでいるので
赤い色をしていますね。
このアスタキサンチンには、強い抗酸化作用があります。
がんの予防を推奨されておられる済陽医師の指導の下で、
ある患者さんが、毎日鮭を少量ずつ食べて、半年後に食道がんを
完治させたそうです。
まとめ
腸内の善玉菌がたくさんあると、血液のphが弱アルカリに保たれて、
がんをはじめ、あらゆる病にり患しないで
健康に毎日を送ることが可能になります。
予防のためにも、あるいは治療を必要とする方にも、
腸内環境を整える食品を積極的に取り入れていただき、
アルコールやたばこは極力生活からなくしてしまいましょう。
なるべく無理のないできる範囲からはじめられてはいかがでしょうか。